2015年8月3日月曜日

座卓をテーブルにリフォームしてみました

最近、膝の悪いお客様が年々多く、椅子をご用意していますが、
テーブルが低すぎて食べづらいと、言うことから

内子、摘み草と蕎麦のお店『下芳我邸』の
朱漆の座卓(高300mm)を、低い椅子仕様に対応させるため高さを500mmに
改造する事になりました。

基本、テーブルの高さは約700mm、少し低めのモノで600mmですが、

和室仕様という事と、高くすると土間のお客様からお庭が見えづらくなる事も考慮し

500mmで試すことになりました。





いろいろ考えましたが、今の私が出来る技術と道具でやれる方法として、
長さ470mmの板で脚を囲って高さを確保する方法をとりました。

既存の脚を抜いて、ほぞ穴に合う新たな脚を造り
元のぬきをはめ込む方法の方が、今の雰囲気をそのままに残せるとは思いますが、
今の私にはそれを実行する腕も機械も時間も、残念ながらありません。
脚を囲む板材をボルトで締め、その穴に木を埋め、ボルトを隠します。

色漆が無いので、
高さ500mmになるように長くした脚を、オイルステイン2回塗り重ね、
元の足に被せ金具で留め完成です。

(3日半、トータル約9時間)
お部屋に納めたところ。

膝の悪い方や、正座が苦手の方が、少しでも楽な姿勢でくつろいで頂ければ嬉しいです。

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